2022年の主な出来事

日本近代思想各論 | 記事URL


【1月】
●箱根駅伝、青山学院大が優勝
 第98回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)は3日、往路トップの青山学院大が復路も首位を譲らず、大会新記録の10時間43分42秒で2年ぶり6度目の総合優勝を果たした。




●iPS細胞で慶大が世界初の脊髄治療
 慶応大は14日、人のiPS細胞(人工多能性幹細胞)から神経のもとになる細胞を作り、脊髄損傷の患者に移植する臨床研究の手術を実施したと発表した。脊髄損傷に対するiPS細胞由来の細胞の移植手術は世界初。


●大学入学共通テスト、問題流出
 15日に実施された大学入学共通テストで、世界史Bの問題が流出した。試験中に設問を外部に送って解答を得たとして、警視庁は、流出させた女子大学生と画像を外部に送る「中継役」の男を偽計業務妨害容疑で書類送検した。


●埼玉立てこもり、医師撃たれ死亡
 埼玉県ふじみ野市の民家で27日、住人の男が医師らを呼び出して発砲し、立てこもった。埼玉県警は約11時間後に警察官を突入させ緊急逮捕。医師は胸部を撃たれて死亡し、同行の男性2人も重軽傷を負った。


【2月】
●作家・元都知事の石原慎太郎さん死去
 元東京都知事で、運輸相などを歴任した作家の石原慎太郎さんが1日、89歳で死去した。


●北京五輪、日本勢のメダル冬季最多
銀メダルを胸に笑顔を見せる日本代表のロコ・ソラーレ
 第24回冬季五輪北京大会が4日、開幕した。大会は20日に閉幕し、日本のメダルは金3個、銀6個、銅9個の計18個で、2018年 平昌ピョンチャン 大会の13個を上回り冬季最多となった。


●新型コロナ感染者、1日あたり10万人超え
 新型コロナウイルスの「オミクロン株」が流行する。1日の新規感染者数が5日、初めて10万人を超えた。夏には感染力の強い同株の新系統「BA・5」が 蔓延した 。7月23日には1日の感染者数が初めて20万人を超えた。


●藤井聡太竜王が最年少五冠
 将棋の王将戦七番勝負で12日、藤井聡太竜王が渡辺明名人に4連勝した。藤井竜王は19歳6か月で史上初めて10歳代で五冠を達成した。


●強制不妊で国に初の賠償命令
 旧優生保護法に基づく不妊手術を強制されたとして、近畿地方の男女が国に損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、大阪高裁は22日、国に計2750万円の賠償を命じた。1、2審を通じて初めて国の賠償責任を認定した。3月には東京都内の男性が同様に損害賠償を求めた裁判でも、東京高裁が国に1500万円の賠償を命じた。


【3月】
●北京パラ、日本勢メダル7個
 第13回冬季パラリンピック北京大会が4日、開幕した。大会は13日に閉幕し、日本は金4個、銀1個、銅2個の計7個のメダルを獲得した。


《11》宮城・福島で震度6強、新幹線脱線
地震で脱線した東北新幹線の車両
 福島県沖を震源とする地震が16日夜、発生し、宮城、福島両県内の各地で震度6強を観測した。この地震で東北新幹線が脱線し、福島―仙台間で約1か月運休した。東京都内でも震度4を記録した。


《12》東電管内で初の電力需給逼迫警報
 政府は21日、東京電力の管内で電力が22日に足りなくなる恐れがあるとして、初の「電力需給 逼迫ひっぱく 警報」を出し、1都8県で、家庭や企業に節電への協力を求めた。


●プロ野球観客上限なしで開幕
 プロ野球が25日、開幕した。過去2年はコロナ禍で無観客や入場者数の制限を設けており、3年ぶりに観客数の上限なしで試合が実施された。


●「ドライブ・マイ・カー」が米アカデミー賞
 第94回米アカデミー賞が27日発表され、濱口竜介監督の「ドライブ・マイ・カー」が、日本映画では13年ぶりとなる国際長編映画賞を受賞した。


【4月】
●改正民法施行、成人年齢18歳に
 改正民法が1日施行され、20歳だった成人年齢が18歳に引き下げられた。ローンを組むなどの契約が18歳から可能となる。民法の成人年齢に関する規定変更は146年ぶり。


●「プライム」など東証新区分スタート
 東京証券取引所で4日、新たな市場区分「プライム」「スタンダード」「グロース」の株式取引がスタートした。従来の1部、2部、ジャスダック、マザーズから再編。約60年ぶりの大規模な見直しとなった。


●漫画家の藤子不二雄(A)さん死去
 「オバケのQ太郎」「忍者ハットリくん」などの人気作品を手がけた漫画家の藤子不二雄(A)さんが6日、88歳で死去した。


●ロッテ・佐々木朗希が完全試合
 プロ野球パ・リーグ、千葉ロッテマリーンズの佐々木 朗希ろうき が10日のオリックス・バファローズ戦で、史上16人目となる完全試合を28年ぶりに達成した。


●知床観光船沈没事故
作業台船によってつり上げられる観光船「KAZU I(カズワン)」
 北海道・知床半島の沖合を航行中の観光船「KAZU I(カズワン)」が23日、消息を絶った。沈没した船体は29日に見つかった。この事故で乗客乗員26人のうち20人が死亡し、乗客6人が行方不明。運航会社の判断などを巡り、第1管区海上保安本部が業務上過失致死容疑で捜査している。


【5月】
●経済安保法成立
 経済安全保障推進法が11日の参院本会議で可決、成立した。日本の経済安保態勢の抜本的な強化を図るのが狙い。


●沖縄本土復帰50年
 沖縄は15日、1972年の本土復帰から50年を迎えた。


●山口・阿武町が4630万円誤給付
 山口県阿武町が新型コロナ関連の給付金4630万円を誤って同町の男の銀行口座に振り込んだことが判明。山口県警は18日、振り込まれた金を自分の金のように装って決済代行業者の口座に振り替えたとして、男を電子計算機使用詐欺容疑で逮捕した。町と男の民事上の争いは和解で決着し、町は全額を回収した。


【6月】
●堀江謙一さん、最高齢で太平洋横断
 海洋冒険家の堀江謙一さんが4日、ヨットでの単独無寄港の太平洋横断に世界最高齢(当時83歳)で成功した。


●ボクシング井上尚弥、3団体統一王者
 プロボクシングの世界3団体バンタム級王座統一戦で7日、井上尚弥(大橋)がノニト・ドネア(フィリピン)を破り、日本人初の世界3団体統一王者に輝いた。


●リュウグウ試料からアミノ酸23種
 日本の探査機「はやぶさ2」が小惑星リュウグウから持ち帰った石や砂から、アミノ酸が23種類見つかったと岡山大などの研究チームが10日付で明らかにした。


【7月】
●日大理事長に作家の林真理子氏
 前理事長の脱税事件など不祥事が相次いだ日本大の理事長に1日、直木賞作家の林真理子氏が就任した。


●KDDI、全国で通信障害
 KDDIの携帯電話の通話やデータ通信が利用しにくくなる障害が2日、発生した。最大3915万回線に影響し、過去最大級の通信障害となった。


●安倍元首相が撃たれ死亡、9月に国葬
自民党関係者が献花台に安倍元首相の遺影を設置(7月)
 奈良市で8日、参院選の応援演説中だった安倍晋三・元首相が無職の男に銃撃され、死亡した。男は、母親が多額の献金をした世界平和統一家庭連合(旧統一教会)を恨んでおり、「つながりがあると思った安倍氏を狙った」と供述。9月には安倍元首相の国葬が営まれた。


●参院選で自民大勝
 第26回参院選は10日、投開票が行われ、自民党が63議席を獲得し、単独で改選定数124の過半数を占めて大勝した。


●羽生結弦、プロ転向を表明
 フィギュアスケートの羽生結弦は19日、競技の一線から退き、プロスケーターに転向することを表明した。


【8月】
●服飾デザイナーの三宅一生さん死去
 世界的に活躍したファッションデザイナーで文化勲章受章者の三宅一生さんが5日、84歳で死去した。


●大谷翔平、ルース以来の2桁勝利2桁本塁打
エンゼルス・大谷投手
 米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平が9日、10勝目を挙げ、ベーブ・ルース以来、104年ぶりとなる「2桁勝利、2桁本塁打」を達成した。10月には同一シーズンで規定投球回と規定打席の両方に到達。現在の大リーグ史上初の快挙となった。


●第2次岸田改造内閣発足
 第2次岸田改造内閣が10日、発足した。松野官房長官ら主要閣僚の5人が留任し、9人が初入閣した。


●服飾デザイナーの森英恵さん死去
 日本を代表するファッションデザイナーで文化勲章受章者の森英恵さんが11日、96歳で死去した。


●五輪汚職、組織委元理事ら逮捕
 東京地検特捜部は17日、東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の高橋治之元理事を受託収賄容疑で逮捕した。大会スポンサーだった紳士服大手「AOKIホールディングス」側から賄賂を受け取った疑い。創業者ら3人も贈賄容疑で逮捕された。事件は出版大手「KADOKAWA」などにも広がり、計15人が起訴。11月にはテスト大会事業を巡る入札談合疑惑で、特捜部と公正取引委員会が大手広告会社「電通」などを独占禁止法違反容疑で捜索した。


●夏の甲子園で仙台育英優勝、東北勢初
 第104回全国高校野球選手権大会決勝が22日、甲子園球場で行われ、仙台育英(宮城)が下関国際(山口)を破り、初優勝。東北勢は、春の選抜大会を含めて甲子園初制覇。


●政府が新型コロナ全数把握見直し
 政府は24日、全ての新型コロナ感染者を確認する「全数把握」を見直し、知事の判断で、対象を重症化リスクの高い人に限定できる仕組みを導入すると発表。10月には新型コロナの水際対策も大幅に緩和された。


【9月】
●囲碁・藤田怜央君、9歳4か月で最年少プロに
 大阪市の小学3年生・藤田 怜央れお 君が囲碁の英才特別採用試験に合格し、1日、国内最年少の9歳4か月でプロ入りした。


●3歳女児、通園バスに取り残され死亡
 静岡県牧之原市の認定こども園で5日、3歳女児が通園バス内に約5時間にわたって取り残され、熱射病で死亡した。県警が業務上過失致死容疑で捜査を進めている。


●西九州新幹線開業
 佐賀県と長崎県を結ぶ西九州新幹線(武雄温泉―長崎間、約66キロ)が23日、開業した。


●日中国交正常化50年
 日中両国は29日、国交正常化から50年を迎えた。11月には約3年ぶりに日中首脳会談が行われた。


【10月】
●アントニオ猪木さん死去
 元プロレスラーで、参院議員も務めたアントニオ猪木さんが1日、79歳で死去した。


●物価高騰、商品値上げ相次ぐ
 原材料価格の上昇や円安の影響を受けて物価の高騰が続く中、飲食料品の値上げラッシュが1日にピークを迎えた。


●ヤクルト村上が56号本塁打、三冠王
 プロ野球・東京ヤクルトスワローズの村上宗隆が3日に56号本塁打を放ち、1964年の王貞治(読売巨人軍)の55号を超えて日本選手のシーズン最多本塁打を更新。史上最年少の22歳で三冠王に輝いた。8月にはプロ野球新記録となる5打席連続本塁打も達成していた。


●北朝鮮のミサイル発射相次ぐ
 北朝鮮が異例の頻度でミサイル発射を繰り返し、4日には弾道ミサイルが青森県上空を通過して太平洋上に落下した。北朝鮮は11月にも大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射し、北海道沖の排他的経済水域(EEZ)内に落下した。


●鉄道開業150年
 日本で鉄道が開業して14日で150年を迎え、各地で記念式典や催しが開かれた。


●東工大と東京医歯大、統合で合意
 東京工業大と東京医科歯科大は14日、2024年度中をめどに統合することを盛り込んだ基本合意書を締結した。


●32年ぶり円安、1ドル=150円突破
 為替相場で円安が急激に進み、20日の東京外国為替市場で一時、1ドル=150円台まで下落。バブル期の1990年8月以来、約32年ぶりの円安水準を更新した。


●蝉川泰果がゴルファー日本一、アマ95年ぶり
 ゴルファー日本一を決める第87回日本オープン選手権で23日、東北福祉大4年の 蝉川泰果せみかわたいが が優勝。アマチュア優勝は第1回大会の赤星六郎以来、95年ぶり。


●辞任ドミノ、閣僚更迭相次ぐ
 岸田首相は24日、「世界平和統一家庭連合」(旧統一教会)との関係が相次いで判明した山際大志郎経済再生相を更迭した。11月11日には、死刑執行に関する職務を軽視するような発言をした葉梨康弘法相、同月20日には政治資金収支報告書の不適切な記載などが発覚した寺田稔総務相をそれぞれ更迭した。


●王将社長射殺容疑で暴力団幹部逮捕
 「 餃子ギョーザ の王将」を展開する王将フードサービスの社長だった 大東おおひがし 隆行さんが2013年に京都市内で射殺された事件で、京都府警は28日、特定危険指定暴力団「工藤会」系組幹部を殺人などの容疑で逮捕した。


●オリックス26年ぶり日本一
 プロ野球の日本シリーズは30日、オリックス・バファローズが東京ヤクルトスワローズを破って、26年ぶり5度目(阪急ブレーブス時代を含む)の日本一に輝いた。


【11月】
●セブン、「そごう・西武」売却へ
 セブン&アイ・ホールディングスは11日、傘下の百貨店「そごう・西武」を米投資ファンドのフォートレス・インベストメント・グループに売却すると発表した。


●旧統一教会が政治問題化、文科相が質問権行使
 「世界平和統一家庭連合」(旧統一教会)による高額寄付などの被害や政治家との接点が政治問題化した。永岡文部科学相は22日、旧統一教会に宗教法人法に基づく質問権を行使した。


●政府の有識者会議が防衛力強化を提言
 政府の「国力としての防衛力を総合的に考える有識者会議」は22日、防衛力を5年以内に抜本強化するよう求めた報告書を公表した。


●サッカーW杯で日本代表熱戦
スペインに勝利し、喜ぶ日本代表の選手たち
 サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会で、日本代表はグループリーグ初戦の23日、ドイツに勝利した。その後、コスタリカに惜敗したもののスペインを下し、2大会連続で決勝トーナメントに進出した。



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